長樂寺本堂

Chourakuji Main Hall

 

【 所  在  地 】 新潟県上越市

【 用  途 】 寺院本堂

【 施  工 】 株式会社 久保田建築

【 構  造 】 木造

【 規  模 】 平屋建て

【 敷地面積 】 906.55 ㎡

【 建築面積 】 121.09 ㎡

【 延床面積 】 117.09㎡

【 写  真 】 中島智幸

【 竣  工 】 2021年


 

 

本計画はおよそ築150年の真宗大谷派府中嶋長樂寺、本堂の改修工事です。

歴史ある本堂であり、柱や梁、内外の彫刻をそのまま残して改修工事を行いました。

 

本堂はご本尊を安置している建物であり、お寺の中で最も大事な場所であります。

仏様の為の空間(内陣)と参詣に来られた方のお参りをする場所(外陣)とに分かれています。本堂は参詣に訪れた人々の心を鎮め、癒し、故人や阿弥陀如来への感謝の気持ちを伝える空間です。そして空間の中には透し彫の彫刻があり、龍や獅子、蓮や草花、仙人などが施されており、浄土の世界を表現しています。

本堂では不特定多数の方がお参りをされ、老若男女・身体に不自由がある方いろいろな方が訪れます。どんな方でもお参りが出来る事、そして時代の変化に合わせ対応可能である事、この事を重視し多くの方に利用頂ける場所となるよう計画しました。

本計画では伝統的な要素と現代的な要素が融合し、人々の気持ちに寄り添い、浄土の厳かな空間を際立たせ、今後も持続可能な建築として人と人を繋げていく空間となるように計画をしました。

 


上越の家


【 所  在  地 】 新潟県上越市

【 用  途 】 庫裏

【 施  工 】 株式会社 久保田建築

【 構  造 】 木造

【 規  模 】 平屋建て

【 敷地面積 】 906.55 ㎡

【 建築面積 】 399.62 ㎡

【 延床面積 】 130.61㎡

【 写  真 】 安川千秋

【 竣  工 】 2019年


 

暮らしを守る平屋

 

上越市の寺院のお庫裏(住職の住居)の計画である。寺院はだれでも足を運ぶ場所であり、1年に1度はお参りに訪れる場所でもある。また、檀信徒の方のみならず故人に関係のある友人・知人も訪れるだろう。寺院の建物は内部や外部の環境に対して開きつつ遮り、開放と閉鎖の環境の共存がとても重要な要因となる。また、寺院としての建築的情景も大切にしなければならない。それは、寺院はいろいろな方々とのコミュニケーションの場であり故人を偲ぶ場であり自分への問いの場でもあるからだ。

計画前は、庫裏(住職の住居)と集会機能を合せ持つ建物であり、プライベートとパブリックが混在していた。本計画では庫裏とその他の建物とを分け、分棟型とした。しかし境内の建物は機能上繋がりつつも遮る必要がある為、それぞれ独自の外部空間を確保しそれぞれの庭が全ての建物と連続的に繋がるよう計画した。

敷地は寺院が多く並ぶ通りに面しており、周辺環境を考慮し本堂より高くなるような階層の建築はふさわしくないと考え平屋を計画した。基礎を高くすることで外部からの視線を遮断し、基礎スラブはキャンティレバーとして持ち出し、軽やかな表現としている。建物は正方形平面としリビングダイニングを中心として南北面に大きく開口部を設け、東西面においてもデッキや玄関から光や風が入り空間が連続することで、明るく温かな空間とした。南デッキは寝室と繋がり、内外を開放的な庭へと連続的に繋げている。外観においても黒塗装の杉板と白の塗壁を採用し黒と白を基調とすることで既存本堂との調和を試みた。

既存本堂と新たな集会所と庫裏の連続は庭空間の繋がりをつくり出し、新旧の建物が調和し寺院としての情景をより多面的としたのではないか。


長樂寺 一如庵

【 所  在  地 】 新潟県上越市

【 用  途 】 集会所・寺務所

【 施  工 】 株式会社 久保田建築

【 構  造 】 木造

【 規  模 】 平屋建て

【 敷地面積 】 906.55 ㎡

【 建築面積 】 399.62 ㎡

【 延床面積 】 93.57㎡

【 写  真 】 安川千秋

【 竣  工 】 2019年


 

 

上越市市街地にある寺院における集会所と寺務所の建替え計画である。庫裏同様、正方形で構成し同一敷地内の統一性を持たせ、建物周囲の外部スペースが、連続的に繋がり敷地と建物の調和を図っている。アプローチ・玄関・中庭と連続的に空間が繋がり視線と光が通る。近隣の緑と自然を内部へ導き内外の一体化を図るとともに落着きと温もりのある空間を演出している。

約20畳ほどの広間は、参拝者の休憩・法要・研修会・展示会・食事会等多目的に利用できる。

 

また納骨堂を併設しており、外に出ることなく建物内で完結できるような動線計画とした。広間正面奥の壁タイルは、納骨堂への入り口となり柔らかな質感と高級感が安心感を出している。内部はシナ合板に柿渋塗装を施し、落着きと荘厳な空間を演出し、柔らかな光が陰影をつくり優しく包まれているような納骨空間としている。

 


中島智幸建築設計 一級建築士事務所

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